Catan
■ Catan
無人島を開拓していくボードゲーム。最初に 10 点になった人が優勝。
世界中で愛されているボードゲーム「カタンの開拓者たち (DIE SIEDLER VON CATAN)」が iPhone / iPod touch に登場です。
目的は、カタン島で資源を集め、道や家や街を作ってなるべく早く、なるべく多く開拓し先に 10 点を取った人が勝ちです。
カタンはなかなか取っつきにくいルールです。それに iPhone / iPod touch 版は全編英語になっています。
細かい専門的なルールやら戦術やらはわからなかったらあとで各自お調べいただくとして、今回はどんな感じでゲームが進んでいくのかそのさわりだけご紹介します。
今回は文章のみではどうしてもニュアンスが伝わりにくいし、わかりにくい場面があまりにも多いので画像をイヤってほどふんだんに使いたいと思います。
それぞれの六角形が「森」「荒野」「草原」「畑」「鉱山」の土地を表しています。
まず最初にプレイヤーは順番に「家」 1 つと「道」 1 本を置けます。「家」は線が交わっているところにしか置くことはできません。
どこがいいでしょうか?
各得点は
道 | 0点 |
家 | 1点 |
街 | 2点 |
得点カード | 1点 |
Largest Army(最大騎士力) | 2点 |
Longest Road(最長道路) | 2点 |
となります。
各プレイヤーに書いてある数字は
上から
・所持資源数
・所持カード数
・総得点
・騎士カード数
・最長道数
です。
さて六角形の土地の中には数字が書いてあります。
カタンは自分の順番になったらサイコロを 2 つ振ります。その合計の数字がこれです。
サイコロの数字と同じ数字の土地に隣接している「家」か「街」を持つプレイヤーは、その場所の「資源」をもらうことが出来ます。上の画像の場合ですと 4 が出たら「荒野」から「粘土」を 1 つもらうことが出来ます。「資源」は全ての基本です。
9 が出た場合は「畑」から「麦」を 1 つ、自分と緑のプレイヤーがもらえます。
「土地」からもらえる「資源」はこうなっています。
森 | 木 |
荒野 | 粘土 |
草原 | 羊 |
畑 | 麦 |
鉱山 | 鉄 |
問題は最初にどの土地を選ぶか?ですが、サイコロは 2 つ振るわけですから「 7 」が一番出やすくなります。
出やすい | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 出にくい |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
なので出やすいサイコロの数がたくさんある土地にうまく家を配置することが重要です。
「家」は「道」 2本分離して置かなければいけません。
最後4番目の青のプレイヤーは2回連続で家を置くことが出来ます。
「1→2→3→4→4→3→2→1」
さて2回目に置いた土地からは「資源」をもらうことが出来ます。これが最初にもらえる「資源」になります。
カタンではサイコロを振り終わった後に「交渉」して「資源」の交換をすることができます。
ひとりだけではなかなか全ての資源を集めることが難しいので交渉して増やしていくことになります。
画面では「鉄」1つと「麦」1つの交換の交渉です。自分が「麦」をもらい「鉄」を出す、という表示です。
とりあえず応じてみましょう。
先ほどからの画面で、変なおじさんが立っているのが気になっている人もいると思います。
このおじさんが「盗賊」です。
「7」を出したプレイヤーはこの「盗賊」を動かすことが出来ます。
「盗賊」が置かれた土地は、サイコロでその土地の数字が出ても資源がもらえなくなります。
ただし盗賊は得することばかりでなく、7が出たときに「資源」が合計8個以上持っている場合は、半分の「資源」を捨てなくてはいけません。せっかくためたのに!ってことがよくあります。
これを「バースト」と言います。「バースト」は全てのプレイヤーが対象です。
左上が「チャンスカードの購入」
上が「建築物を建てる」
右上が「資源交換の交渉」
右下が「手番終了」
左下が「設定」になっています。
「チャンスカード」は 5 種類です。
基本的にはサイコロを振ったあとに1枚だけ使えます。
・騎士カード(Knight)
盗賊を動かすことが出来ます。
そして「騎士カード」を最初に3回使用したら「最大騎士力(Largest Army)」としてボーナスが2点もらえます。
しかし、他のプレイヤーがより多くの「騎士カード」を使用した場合、「最大騎士力(Largest Army)」の2点はそのプレイヤーにへ移ります。
騎士のカードはサイコロを振る前にも使えます。
・収穫カード(Year of Plenty)
好きな「資源」を2つもらうことができます。
・街道カード(Road Building)
道を2本置くことができます。
そして道が5本以上繋がったら「最長道路(Longest Road)」のボーナスが2点もらえます。しかし、他のプレイヤーが6本以上繋げたら「最長道路(Longest Road)」の2点はそのプレイヤーへ移ります。
・独占カード(Monopoly)
1種類の資源を指定して、それをすべてのプレイヤーから奪うことが出来ます。
「鉄」を指定したら「鉄」だけ全て貰えます。
・得点カード(Victory Point)
使うと1点増えます。このカードはいつでも何枚でも使えます。
ゲームの終盤で詰めのときに使うと効果的です。
「すでにある自分の家から道2本分離れていること」「自分の家と道で繋がっていること」が建てられる条件です。
今は「資源」を持っていないので暗くなっています。
「家」が「街」になるとその「土地」から得られる「資源」は、すべて2倍になります。
この状態でサイコロで4が出れば「荒野」から合計3つの「粘土」が一気にもらえます。
港に隣接している「家」「街」は「港町」になります。 「港町」があると銀行との交渉レートが次のように変更されます。
「資源」のマークの「港町」
指定された資源2個:好きな「資源」1個
「?」マークの「港町」
同じ資源3個:好きな「資源」1個
と、これがだいたいの流れです。
自分の手番で出来ること、やることは
・チャンスカードの使用(持っている場合)。
・サイコロを振る。
・サイコロが7だった場合、8枚以上持っていた場合はカードを捨て(任意)、盗賊を動かす。
・資源の交渉をする(建築・開拓する前に)。
・建築・開拓をする。
こんな感じです。
あとはこれを繰り返し、最初に 10 点を獲得したプレイヤーが優勝です。
ちょっと取っつきにくいかもしれませんが、 1 回プレイすればだいたいわかると思います。
コツは最初の家の配置で「5、6、8、9」などのサイコロの目のいいところを取ること。
最初は家をあまりくっつけないこと。同じ土地を持っていたら泥棒を置かれてジリ貧です。
資源はいくらためこんだところで 0 点です。誰かに7を出されたらあっさりバーストです。
本来なら交渉がもっとも醍醐味であるゲームですが、そこらへんの魅力が半減しているのが残念ですね。
Wi-Fi 対戦でも出来たら最高だったのですが。一応人間 4 人でもプレイできます。
あとゲーム途中でそのまま Home ボタンを押してやめても、次に起動させればやめたところからいつでも再開できます。わざわざセーブする必要はありません。ちょっとした時間にやって楽しむのにも便利ですね。
どのタイミングでどの道をどの方向に作るか、いつチャンスカードを使うか、交渉するか。少ない土地を独占して有利に交渉することも手です。
戦略は非常に重要です。でも運だけで勝ってしまうこともあります。
そのあたりの戦略と駆け引きがカギを握るとても面白いボードゲームです。
以下、レベルアップの参考に
・カタンの開拓者たち
http://www.tgiw.info/catan/
・What is CATAN-カタン
家を建て街を建てカードを引き10ポイント集めたら勝ちの開拓ボードゲーム読むだけでけっこう分かってしまうルールBOOK(漫画:片山まさゆき)
(PDF)http://web.archive.org/web/20061230192106/http://www3.capcom.co.jp/catan/whatscatan/rulebook.pdf
・カタン神のカタンが強くなるHP
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Rook/6908/
・「カタンの開拓者」戦術論
http://www4.plala.or.jp/hammer/catan/tactics/index.html
・カタンの開拓者
http://www4.plala.or.jp/hammer/catan/catantop.html
・カタンの開拓者研究
http://www4.plala.or.jp/hammer/catan/catantop.html