Reiner Knizia’s Money
■ Reiner Knizia's Money
入札を繰り返しながら紙幣を集めるカードゲーム。たくさん得点を取った人が勝ち。
入札を繰り返しながら紙幣のカードを集めていくカードゲームです。ドイツ年間ゲーム大賞にもノミネートされたReiner Knizia(ライナー・クニツィア)の「マネー」のiPhone / iPod toucn版です。
互いに紙幣カードを出し合いながら紙幣を集めていきます。
場の紙幣カードへの入札は一斉入札で行います。手持ちのいらないカードを出して全員一気にオープンします。
合計金額が高い順に、場に出ている紙幣カードを取っていきます。
これを繰り返し、最後に得点の高い人が勝ちです。
カードはポンドやドル、ユーロといった7種類の紙幣と1種類のコインカードです。
・自分が入札したカードと、場に出ている2組のカード(Lot#1、Lot#2)のどちらかと交換する。
・自分が入札したカードと、他のプレイヤーが入札したカードを交換する。
・入札をパスして、入札したカードを自分の手札に戻す。
以上の3つです。
場に出ているこのLot#2と自分の手札のカードを交換するか。
交換はセットで行います。自分のカード40を2枚とLot#1の20、40、60、10を交換する、ということです。
自分の番ではこれらの行動が出来ます。
よく見てみるとLot#2の部分は自分の入札したカードとは違います。これは自分の出したカードを向かいのプレイヤーが交換したからです。
つまり最初に場に出ている紙幣が欲しければ、なるべく入札額を高くして落札順位を上げなければいけないということになります。
・1つの紙幣の合計が200をを越えた場合は、その全てが得点になる。
・1つの紙幣の合計が100〜200の場合は合計-100が得点になる。
・1つの紙幣の合計が100以下の場合はその紙幣に関しての得点はゼロ。
・1つの紙幣で同じ数字のものを3枚集めるたびに+100点のボーナス点が貰える。
以上です。
ちょっとややこしいので説明しましょう。下の青い紙幣カードは「60+50+40+30+30+20+20」で合計は250点です。「1つの紙幣の合計が200をを越えた場合は、その全てが得点になる」ですので250点はそのまま得点になります。
紫の紙幣カードは「50+40+30+20」で140点です。「1つの紙幣の合計が100〜200の場合は合計-100が得点になる」ですから140-100=40で40点が得点となります。
他の紙幣カードは100以下ですので全てゼロです。
よって250+40=290で290点が現在の得点です。左下に表示されていますね。
このパターンでは青の紙幣カードは合計280点です。紫の紙幣カードが合計140で-100をして40点。しかし青の紙幣カードに30が3枚ありますから+100点のボーナス。10のコインカードが2枚、これは何をしても1枚10点です。
よって280+40+20+100で440点です。ボーナスも結構大きいですね。
他のプレイヤーと同じ種類の紙幣を集めていると、なかなか揃わなくて得点も低いままになりがちです。なるべく他のプレイヤーが持っていない紙幣を集めましょう。
まとめ。
・まず場に出ている紙幣を入札する紙幣カードを選ぶ。
・入札開始。
・入札額の高い順にプレイをする。
自分の番で出来ること。
・自分が入札した紙幣カードと、場に出ている2組の紙幣カード(Lot#1、Lot#2)のどちらかと交換する。
・自分が入札した紙幣カードと、他のプレイヤーが入札した紙幣カードを交換する。
・入札をパスして、入札した紙幣カードを自分の手札に戻す。
これを繰り返して得点の高い人が勝ちです。
得点の計算方法。
紙幣の種類ごとに計算する。
・1つの紙幣の合計が200をを越えた場合は、その全てが得点になる。
・1つの紙幣の合計が100〜200の場合は合計-100が得点になる(簡単にいうと下2ケタ)。
・1つの紙幣の合計が100以下の場合はその紙幣に関しての得点はゼロ。
・1つの紙幣で同じ数字が描かれるものを3枚集めるたびに+100点のボーナス点が貰える。
為替取引をテーマにしたカードゲームです。自分が入札した紙幣カードが次の入札の対象になる、という面白いゲームです。さすがにドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされただけあります。
そしてゲームということで、常に得点が表示されるのはやはり楽ですね。
コツは集める紙幣カードの種類を絞ること。
紙幣カードはそれぞれ「20/20/20/30/30/30/40/50/60」になっています。
40/50/60はそれぞれ1枚ずつしかなく、また20/30も3枚ずつしかありません。集める紙幣が他のプレイヤーとかぶった場合は双方とも点が低いままになりかねません。20/30を3枚集めると貰える+100点も、実は1枚取られたら成立しないという、意外と厳しいモノがあります。
注意点としては、欲しい紙幣がなかった場合手札に戻せばいい、なんて思って適当なカードを出さないことです。相手プレイヤーは入札されたカードも選ぶことが出来るということを忘れないように。
難点は、相手プレイヤーが妙に弱いこと。BGMも効果音もまったくなく無音で寂しすぎる。カードの裏のデザインがかっこ悪い(紙幣の模様がごちゃごちゃしていて見づらい)。このくらいです。
相場の雰囲気を味わえる楽しいゲームです。
ボードゲーム / カードゲーム / 対戦思考型系
価格 / ¥230
カテゴリ / ゲーム
バージョン / 1.01
開発 / Skotos Tech
iPhone および iPod touch 互換
iPhone OS 3.0 以降が必要
*iTunesが立ち上がります*